川崎市多摩区登戸ミルトス・フルート音楽教室の”音楽で復興支援Vol.8”が石巻市で始まりました。
2018年9月16日(日)午前は、石巻市にあるオアシス教会のコンサート礼拝が最初の音楽で復興支援です。
このオアシス教会は、東日本大震災の後まもなく、横浜の教会からボランティア活動のために派遣されてきた、趙牧師がはじめられたおちゃっこハウスオアシスが、ボランティアセンターを経て、教会となったところです。おちゃっこハウスは、今回のメンバー、北方奈津子がJ-Symphonie(ジェー・サンフォニ-)として最初に石巻市に来た時に宿泊した場所でした。それから地域の人たちと助け合いながら現在はキリスト教会として地元の復興支援を続けています。
今回は、演奏メンバーは、ギタリスト池田宏里氏(8弦ギター)とのFG-session2018が、そしてメッセージ奉仕は主人の北方勝也が行いました。夫婦で一緒にオアシス教会のために働けたことを感謝しました。ギタリスト池田宏里氏の、キリストの愛に触れたお話しに感銘を受け、感謝と恵みの時を過ごすことができました。
午後は、お隣の市、東松島市へ移動、スペシャル・クラシックコンサート礼拝を、東松島アメイジンググレイスセンターで行いました。
ここ東松島アメイジング・グレイス・センターも、被災直後からボランティアセンターとして、泥のかき出しなどをしながら、地元の方々のお手伝いを続けて現在に至っています。
教会ではないですが、最初は月に2回礼拝があり、最近は毎週礼拝がもたれるようになったそうです。地域の方々に向けて色んな催し物があり、コンサート礼拝もその一つでした。
コンサートはパッヘルベルのカノンやG線上のアリアなどのクラシック音楽と、南米のフルート&ギターの曲を楽しんでいただき、メッセージは北方勝也師による「そのままでいいんです」と題して、神の前での謙遜と信仰についてききました。最後に、FG-session2018にアンコールをいただき、このセンターの名前と同じ「アメージング・グレース」をフルート&ギターの演奏でお聞きいただきました。
コンサートの後は、お客様と一緒にティータイム。楽しくお茶をいただきながら、色んなお話をしました。
その中でも震災直後の片づけの話が特に心に残りました。東松島も津波がおそったところです。地震で家は壊れなかったけれど、津波が来て何もかも流されて無くなった、ということです。娘さんのエレクトーンも、自衛隊のみなさんが丁寧に掘り出してくださったものの、使えませんでした。それで処分のためにきた工事車両が潰して持っていったのを見た時のお気持ちを話してくださいました。被災された心の痛みが一番伝わるはなしでした。
まだまだ震災で傷ついた心はいえていません。少しずつですが、寄り添いながら前に進んでいきたいです。