川崎市多摩区登戸ミルトス・フルート音楽教室の、音楽で復興支援Vol.8、二日目の9月17日は敬老の日。午前中は南三陸の志津川東復興住宅、午後は石巻市へ戻り、渡波のJ's Cafeでコンサートでした。
今日は志津川東復興住宅でのご報告です。
こちらの住宅は初めての訪問でしたが、お客様の顔ぶれを拝見すると、懐かしい方がたくさんいらっしゃいました。
おそらく横山仮設住宅時代にお目にかかっている方々です。
横山は仮設から復興住宅へ転居するのに長くかかった場所で、仮設住宅の中では、一番たくさん訪問したところでした。
静かににこにこ必ず参加された方、回数は少なくても、強烈な経験を話してくださった方など、どの方も記憶に残る人ばかりです。
仮設住宅時代より、ほっとされているように感じられました。
また南方仮設住宅でお会いした方もいらっしゃり、再会を喜びました!
この日のプログラムは「パッヘルベルのカノン」「G線上のアリア」などのバロック音楽、ピアソラ作曲「タンゴの歴史」から数曲を聴いていただきました。
おたのしみのリクエストコーナーでは、「カントリーロード」「翼をください」「虫の声」「北国の春」「ふるさと」を歌いました。童謡、演歌、フォークソングと幅広い!
歌う様子は、みんな朗らかで、以前よりも明るく元気な歌声になったように思います。一緒に音楽を楽しんで過ごせる幸せを感じるひと時ですねえ。そしてこの日は、ひときわ大きな声で歌われる方がありました。一人暮らしで普段は集会所に来られない方だったそう。音楽で豊かな励ましを受けられたご様子です。
復興住宅では、引っ越してきて一年もたたない方が多く、コミュニテイつくりは、まだまだこれからということですから、今回も音楽が一役買うことができました!
最後はもう一度フルート&ギター演奏、メルリン作曲「Trogresiones para Pauline」を聴いていただき「音楽カフェ」は終わりました。